再生可能エネルギーの主力電源化に向けた挑戦
金沢の風力開発プロフェッショナル集団
リアル・デベロップメント株式会社です。
今日は、『2019年日本が向かう再生可能エネルギーの未来』について考えてみたいと思います。
2019年正月明け早々に報道された
東京電力ホールディングスによる
原発1基分の能力に相当する
「洋上風力発電」の建設計画
国内最大級の洋上風力発電所となる
100万キロワットの発電を行う計画だそうです。
東京電力ホールディングスは、
2019年1月1日から沖合洋上風力発電所の商用運転も開始しました。
2013年から千葉県銚子市の沖合に設置した
国内初の洋上風力発電設備の実証実験を終えて
商用運転を開始するものです。
脱炭素化をエネルギー基本政策で明確化した2018年
2018年7月3日に発表となった、
「第5次エネルギー基本計画」。
引用:経産省 資源エネルギー庁
「第5次エネルギー基本計画」では、
エネルギーの「3E+S」の原則をさらに発展させ、
より高度な「3E+S」を目指すため、
4つの目標を掲げています。
①安全の革新を図ること
②資源自給率に加え、技術自給率とエネルギー選択の多様性を確保すること
③「脱炭素化」への挑戦
④コストの抑制に加えて日本の産業競争力の強化につなげること
経済的に自立し「脱炭素化」した主力電源化をめざす。
ことを日本政府として明確化した
2018年でした。
大きな「エネルギー転換」に向けた2019年
資源エネルギー庁は、エネルギー転換や脱炭素化につながる
すべての選択肢に関して、具体的な政策を打っていくことを公表しています。
引用:経産省 資源エネルギー庁 総合資源エネルギー調査会
http://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/
再生可能エネルギーの主力電源化で注力する分野が『洋上風力発電』です。
2019年正月明け早々に報道された
東京電力ホールディングスによる発表も
これらの政府によるエネルギー基本計画を受けてのものです。
送配電部門の法的分離が2020年4月1日から実施
引用:経産省 資源エネルギー庁 総合資源エネルギー調査会
http://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/
2016年4月の電気の小売り全面自動化により、ライフラインである電力にも競争原理が働き始め、多くの電力ベンチャー企業が生まれました。
風力開発においては、いい風が吹く場所であるとともに、発電した電力を送電線で電力網に接続するための接続点が大きな課題となっています。
引用:経産省 資源エネルギー庁 総合資源エネルギー調査会
http://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/
送電線の空き容量がないとの電力会社からの回答で、風力開発を断念していた候補地も、系統制約の見直しによって空き容量が生まれます。
この全電源フル稼働の前提で算出している空き容量を、実態に近い想定で算出する変化には、再生エネルギー普及の大きなチャンスが創出されます。
引用:経産省 資源エネルギー庁 総合資源エネルギー調査会
http://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/
この発送電分離に向けて、2019年は積極的に再生可能エネルギー開発が行われる年になります。
2018年発生した主な災害の概要
引用:経産省 資源エネルギー庁 総合資源エネルギー調査会
http://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/
年々増加する自然災害。
近年の地球規模で頻発する災害は、誰しも他人事とは言っていられないレベルになってきています。
2019年は、年号も変わります。
新しい時代に向けて、リアル・デベロップメント株式会社としても、再生可能エネルギーへの主力電源化に全力で取り組んでまいります。
ぜひとも、ご支援、ご協力の程、よろしくお願いいたします。