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脱炭素化の世界的な潮流

最近、よく聞くようになった『脱炭素化』。

地球環境問題が深刻化する中で、世界的に脱炭素化の流れが加速しています。

脱炭素とは、地球温暖化の原因となっている二酸化炭素の排出を防ぐため、化石燃料からの脱却を目指すことです。
石油や石炭、天然ガスなどの化石燃料を燃やすと、大量の二酸化炭素が大気中に放出されます。

そのため、再生可能エネルギーの活用を進めることで、将来的に化石燃料に頼らない社会を実現しようという考え方が世界中で広がっています。

パリ協定では、産業革命前からの平均気温の上昇を1.5~2℃未満に抑制することを目標にしています。
その目標達成のために、今世紀後半には世界の温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることがうたわれているのです。
これ以上地球温暖化が進めば異常気象は増え続け人類はかつて無い自然災害の危機に陥ると予想されるからです。

かつては温室効果ガスの排出量を低いレベルに抑える「低炭素化」が主流でしたが、もはやそれでは、“1.5~2℃未満目標”を達成することはできません。
そのため、現在では温室効果ガスの排出量ゼロを目指す「脱炭素化」が世界的な潮流となっているのです。

もはや日本はグリーンテクノロジー革命の先頭にはいない…

世界最大のCO2排出国である中国は、2030年頃にCO2排出量を減少に転じさせ、GDP当たりのCO2排出量を2005年より60%~65%削減する目標を掲げ、ものすごいスピードで深刻な大気汚染の解消や再生可能エネルギーの普及に取り組んでいます。
その背景には、世界中の巨大マネーが脱炭素化企業へ流れ始めたというもう一つの理由があるといいます。

かつて省エネ先進国だった「日本」は、国際会議では「もはや日本はグリーンテクノロジー革命の先頭にはいない…。」と厳しい批判も…。

想像を遙かに超えるスピードで世界は「脱炭素社会」へ転換しています。

世界のビジネスのルールが今、大きく変わろうとしています。

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