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世界で急拡大する洋上風力発電の最前線

金沢の風力開発プロフェッショナル集団
リアル・デベロップメント株式会社です。

今日は、『世界で急拡大する洋上風力発電の最前線』についてご紹介します。

今後日本でも導入拡大が期待される洋上風力発電

経済産業省は2018年3月9日、「海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律案」が閣議決定したと発表しました。

政府としても、世界的な潮流である洋上風力発電を促進する法案であり、
従来は海域占有期間が3~5年であったところ、
最大30年間まで可能となり、再生可能エネルギーの
最大限の導入拡大を図る政策です。

図1 洋上風力発電のメリット(陸上風力発電との比較) 出典:経済産業省

図1 洋上風力発電のメリット(陸上風力発電との比較) 出典:経済産業省

 

洋上風力発電は原発1基分の発電能力を生みだす

陸上風力発電と比べて、洋上風力発電は
設備が大型であるため、発電量の規模が大型化できます。

反面、投資額が大きくなるため
長期的な海域の占用の保証がなくては
建設は進みません。

デンマークとドイツの最新事情の取材から
日本が取り組むべき道筋をわかりやすく解説した
「報道ステーション」放送の拡大バージョンを
下記にご紹介します。

ポイントを下記に書き起こしてみました。

巨大洋上風力の投資額は、
4000億円~5000億円程度の
設備投資が必要で

この規模の洋上風力発電により
だいたい原子力発電所1個分くらい
(120万kW)の発電規模の電源となる。

ヨーロッパでの洋上風力発電は、
92ヶ所(風車4149本)
1578万kW(2017年)
これは、原発15基分相当
2年後には、原発25基分に相当する洋上風力発電を建設予定。

また、26万人もの雇用を生んでいる。

海上は陸と違い土地の制限が無く
風も強くて陸の1.5倍の発電ができる。

日本での原発事故から7年が経過し、
世界では、原発の危険性に
洋上風力発電が最も安定的な電源として急拡大している。

風車の発電能力も、5年間で3倍に性能が向上している。

大規模化する事で、原発よりもコストは下がり、
圧倒的優位な電源に急成長している。

2020年に発送電分離が行われる。

再生エネルギー普及の鍵は、後編で。

日本の洋上風力市場は「最後の秘境」

政府方針としてのエネルギー基本計画で
再生エネルギーが初めて
「主力電源化」と位置づけられたことを追い風に、
技術力や資金が豊富な世界の大手企業が
日本での事業化に動き始めています。

・洋上風力世界最大手のオーステッド社(デンマーク)
・北欧石油最大手のエクイノール社(ノルウェー)
・洋上風車で世界大手のMHIヴェスタス(デンマーク)
・強風にも強いシーメンスガメサ・リニューアブル・エナジー(スペイン)

日本の風力市場は、世界で「最後の秘境」
(日本風力発電協会)と呼ばれています。
電源に占める割合が欧州では
10%に達しているのに対し、
日本は1%未満となっています。

日本企業も、洋上風力への取組みは加速的に広がっています。
エコ・パワー(日本)は2021年度をめどに洋上風力事業を始めており、
レノバ(日本)も秋田県由利本荘市沖で約70万kWの洋上風力を計画しています。

世界的企業でも、日本で事業を拡大するためには
国内の事業者との提携などが必要になります。
漁業者の同意を得たり、地元地域と協力したりすることは
欧州勢にとって簡単ではありません。

洋上風力は開発規模が大きいため、
開発や運営で先行する欧米企業と国内企業が連携しながら
再生可能エネルギー比率を向上していく取組みが重要になります。

当社においても、洋上風力発電プロジェクトの実現に向けて、
さまざまな取組みを進めています。

いつもお読みいただきありがとうございます。

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